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日本とは意味が異なる欧米の「卒業」

日本とは意味が異なる欧米の「卒業」

ユーモアを交えて日本の生活を紹介する「ジャパン・ウオッチング」コーナーがあります。「再開で知る『子どもの夢』の続き」というタイトルで、卒業を題材に書かれています。以前には、アメリカ人の読者から日本とアメリカの卒業式の違いについての投稿があり掲載したことがあります。

その投稿には、先生に感謝し、涙を流しながら友と別れを惜しむ日本の卒業式のシーンは感動的で、アメリカの卒業式とはだいぶち違うと述べられていました。そして、アメリカでは卒業式を次のステージへのステップとなるおめでたい日で、華やかに行われるというようなことも書かれていました。

卒業は英語でgraduationです。Gradeは「とうきゅう」、ateは「する」、tionは「こと」、つまりgraduationは等級を上げること、先に進むことを意味する言葉です。だから、アメリカ人にとってはうれしいことなのです。漢字の「卒」は「おわる」、「業」は「なりわい」です。つまり生業が終わるというニュアンスです。

そのせいか、先生に感謝する内容の「仰げば尊し」、また別れを惜しむ「蛍の光」が長いあいだ卒業式で歌われる定番でした。実は、「蛍の光」の原曲は古いスコットランド民謡で、「古き良き日々」を懐かしむ歌詞が綴られています。

ちなみに、卒業時期は欧米、中国などが6月~7月、オーストラリア、ブラジルなどは12月、韓国は2月、インドは2月、日本のように3月の卒業はあまりないようです。