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英語メニューを求める外国人

英語メニューを求める外国人

和食が無形文化遺産に登録されるなど、おいしくてヘルシーな日本食に外国人の関心は高まっています。特に訪日観光客にとって日本食は大きな楽しみです。

しかしながら、日本のレストランの多くは英語のメニューを用意していません。外国人客が増えたとはいえ、一店舗あたりの外国人客は少ないので、英語のメニューを作る手間を考えると割に合わないということのようです。

日本語があまりわからないニュージーランド・スタッフは、食べ物の中身を知っているものしかオーダーしないといいます。おにぎりが好きな彼は、中を開けてみるまで何が入っているかわからず、まるでおみくじを買うようだと笑っています。そのような不満を解消するため、弊誌では全国的なチェーン店の人気メニューベスト3を毎月掲載しています。

11月号は無添加が特徴のくら寿司を紹介しています。一番人気は「熟成『天然』まぐろ」ですが、Cure Natural Tuna と訳しています。どのように訳すかは、翻訳者によりニュアンスがかわります。天然はnaturalと一般的に訳しますが、naturalの語源はnat- (生まれる)です。その派生語にnatureもありますが、その訳としては、「自然」「気質」「性質」などが辞書に掲載されてでています。

なぜ、自然と気質、あるいは性質とまったく異なる訳があるのでしょうか。Nature の訳を「生まれながらのもの」ととらえれば、自然、気質、性質が同じであること、また、他の派生語のnation(国)、native(原住民)の意味にもつながります。単語の本来の意味をとらえると、異なる日本語訳の元は同じであることがわかります。