「中小企業の」はどう訳す?

[英語の現場からレポート]
2016年4月号の記事より引用

Hiragana Times April issueの “Close up Japan”は、”Foreign Workers Are Increasing in Japan” (日本で働く外国人は増えている)のheadlineで外国人の労働意識について紹介しました。

その中で中小企業についての記述が3ヵ所ありますが、「中小企業」の訳はそれぞれ異なっています。欧米には大企業に対して、「中」と「小」の企業を一緒にして「中小企業」とはっきり区切る概念がないようです。ですのでら、文章の意味合いで英語の訳は変わります。実際の例では次の通りです。

  1. 留学生は中小企業には目が向いていない
    Foreign students are not interested in medium or small sized companies.
  2. 中小企業の事業所数
    The number of medium to small sized companies.
  3. 彼らの中小企業への見方
    Their attitude towards medium and small sized companies.

Hiragana Timesでは、”Close up Japan”と“Behind the Scenes”コーナーの漢字にはふりがなのほか、漢字に対応する英単語及び一つひとつの漢字の英語もつけています。たとえば、「日本」。ふりがなは「にほん」、それに対応する英単語は “Japan” です。一つ一つの漢字に対する英語は “Sun/origin”ですが、「今日」の場合には「日」の訳は“now/day”のように “day” のように訳がかわります。

このように、英語も日本語も文脈や単語により訳は変わります。よい翻訳には相手の国の文化的背景を知ることが大切です。外国の文化やニュースはすぐに日本語に翻訳されますが、日本の文化や情報の発信は限られています。これからは日本を英吾で紹介できる人材が求められます。


Editor in Chief

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