金閣寺、琵琶湖などの英訳は一つではない

[英語の現場からレポート]
2015年9月号の記事より引用

Hiragana Times September issueのTopics & Events sectionで、実業之日本社発行の本「英語対訳で読む 日本の世界遺産」を紹介しました。現在、日本には自然遺産4件、文化遺産15件の世界遺産が登録されています。

世界遺産はWorld Heritage Sitesですが、Sitesを書かないでWorld Heritageとする文例も見かけます。「世界遺産」の訳としてはその通りです。しかし、解釈としては世界遺産の場所を指しているのでsitesを加えた方が英語では自然です。この本では、Japan’s World’s Heritage sitesと記されています。

一方、Hiragana Timesのタイトルでは、Japanese World Heritage Sitesとしています。Japan’sがJapanese, sitesがSitesとsが大文字になっています。このように、翻訳では訳者がどこに重きを置いているか、つまり、原文の解釈により、また使う場所により微妙に異なります。

Cultural Heritageにはたくさんの神社仏閣が含まれています。それらの訳でも微妙な違いが見られます。例えば、金閣寺。本来はKinkaku templeですが、kinkaku-ji templeのように寺を含めた言葉をそのまま使いtempleを加えた表記が一般的に使われています。また、ハイフンを省いてkinkakuji templeの表記もよく見られます。

琵琶湖はBiwako lake, Lake Biwaのように異なる表記も見られます。このように、英語の表記は一つではありません。


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