日本語の複雑な「カウンター」は、英語では簡単

[英語の現場からレポート]
2015年12月号の記事より引用

最近は猫カフェに続いて、ウサギカフェも外国人が利用するようになりました。Hiragana Times December issueでは、“Craze for Friendly and Cute Rabbits” (人なつこくてかわいいウサギが人気)を掲載しています。With Bunny浅草店には、26羽のウサギがいて、ウサギと遊ぶことができます。

日本語で何かを数えるとき、数字の後に車なら台、本なら冊、犬なら匹、家なら軒など対象別にかわります。英語ではOne car, book, dog, houseのように対象物をつけるだけだから簡単です。これらは英語でCounterといいますが、日本語学習者にとって難題の一つになっています。

日本語でウサギを数えるときは「羽」つけますが、本来「匹」と数えられるウサギが、鳥の数え方と同じく「羽」と数えられるのはなぜでしょうか(英語では「匹」でも「羽」でも26 rabbitsのようにrabbitをつけるだけですので変わりません)。

これには歴史に由来します。第5代徳川将軍、綱吉は「生類憐みの令」で有名です。戌年生まれの綱吉は特に犬を大切にし、傷つけたりすると厳しく罰せられました。
しかし鳥をとっても罰せられなかったようです。それで庶民はウサギが飛び跳ねるので鳥だとして一羽、二羽と数えて捕まえたことが由来とされます。

悪名高い綱吉ですが、近年は役人の不正を徹底的に追求し、自らの生活は質素にし、庶民の暮らしを豊かにすることに力をそそいだ有能な将軍だったと評価されています。評判が悪く伝わっているのは、既得権を脅かされた人物が巧妙な手口で書物に綱吉の悪口を書き残したからだといわれます。


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