日本とは意味が異なる欧米の「卒業」

ユーモアを交えて日本の生活を紹介する「ジャパン・ウオッチング」コーナーがあります。3月号は「再開で知る『子どもの夢』の続き」というタイトルで、卒業を題材に書かれています。以前には、アメリカ人の読者から日本とアメリカの卒業式の違いについての投稿があり掲載したことがあります。

その投稿には、先生に感謝し、涙を流しながら友と別れを惜しむ日本の卒業式のシーンは感動的で、アメリカの卒業式とはだいぶち違うと述べられていました。そして、アメリカでは卒業式を次のステージへのステップとなるおめでたい日で、華やかに行われるというようなことも書かれていました。

卒業は英語でgraduationです。Gradeは「とうきゅう」、ateは「する」、tionは「こと」、つまりgraduationは等級を上げること、先に進むことを意味する言葉です。だから、アメリカ人にとってはうれしいことなのです。漢字の「卒」は「おわる」、「業」は「なりわい」です。つまり生業が終わるというニュアンスです。

そのせいか、先生に感謝する内容の「仰げば尊し」、また別れを惜しむ「蛍の光」が長いあいだ卒業式で歌われる定番でした。実は、「蛍の光」の原曲は古いスコットランド民謡で、「古き良き日々」を懐かしむ歌詞が綴られています。

ちなみに、卒業時期は欧米、中国などが6月~7月、オーストラリア、ブラジルなどは12月、韓国は2月、インドは2月、日本のように3月の卒業はあまりないようです。

20150216※Hiragana Times 2015年3月号の記事から引用

<対訳文抜粋>

 

Sequel to a “Childhood Ambition” Revealed on Meeting Again
再会で知る「子どもの夢」の続き

In Japanese schools the academic year begins in April, and because of this graduation ceremonies are held in March. During this season, female university students attending graduation ceremonies can be seen on the street wearing eye-catching hakama.

日本の学校では新学期が4月に始まるため、卒業式は3月に行われます。この季節、卒業式に出席する女子学生のはなやかな袴姿が街で見られます。


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