外国人と芸者

青梅市(東京都)にある御岳山は霊場としてしられていますが、山頂付近で「天空芸者ナイト」のイベントが行われています。

近くには、外国人にも人気のミシュラン三ツ星の高尾山があります。政府は東京オリンピックまでに外国人観光客を2,000万人にする目標で外国人誘致に積極的です。各観光地は魅力的なアットラクションを提供しようと努力しています。御岳山は、外国人によく知られた芸者で外国人観光客を取り入れようとしています。

日本はかつて「フジヤマ、ゲイシャ」として世界に知られ、芸者は日本の象徴でもありました。多くの外国人は、芸者の唐人お吉と初代アメリカ総領事タウンゼントハリスとの物語(2008年4月号「条約締結に利用された美人芸者」で紹介)やハリウッド映画「さゆり」などで芸者の神秘性に魅せられてきたようです。

しかし、芸者は遊女、花魁などと混同され、着物を着たホステス、あるいは身体を売る女性と勘違いする外国人も少なくありません。(2014年5月号「芸者は日本のホステス、それとも芸人」を参照)。芸者の優雅さの原点は、「大和なでしこ」といわれる日本人女性の細やかなきづかい、奥ゆかしさにあると言えるかもしれません。

一世を風靡した芸者文化は、東京では向島や神楽坂、新橋、浅草など限られた場所で見られるだけとなりました。最近、御岳山近くの八王子で芸者が復活したことが、天空芸者に結びついているようです。ハワイでフラダンスが観光用に復活したように、芸者も外国人の観光アトラクションの目玉の一つとして全国各地で誕生しそうです。

201410Hiragana Times 2014年10月号の記事から引用

<対訳文抜粋>

 

Geisha Experience on a Mountain Top
山頂での芸者体験

Mt. Mitake in Ome City, Tokyo Prefecture, has been revered since ancient times as the most sacred spot in Kanto. On the summit is the Musashi Mitake Shinto Shrine. Since the middle of the Edo era (17 – 18th centuries), the people of Kanto have been visiting this shrine to the God of farming. It was once common for people to make so-called Mitake moude (shrine visits) in order to receive lucky charms for a bumper harvest.

東京都青梅市にある御岳山は古来より関東で一番の霊場として崇められてきました。山頂には武蔵御嶽神社があります。江戸時代中頃(17~18世紀)から関東の人々に農耕の神として参拝されてきました。ここで豊作祈願の御札をいただくことは御嶽詣と呼ばれ、盛んに行われていたのです。


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