遊女、花魁の違いと英語

[英語の現場からレポート]
2016年4月号の記事より引用

Hiragana Times April issueのcoverは、4月9日に浅草で開催される「浅草観音うら一葉桜まつり」のsceneです。「江戸吉原おいらん道中」「おいらんショー」が見どころです。

「おいらん」は漢字で花魁と書きますが、外国人にはどのように説明したらよいのだろうか。そもそも花魁とはどのような存在だったのか。吉原は遊郭の場所で、そこには、多くの遊女がいました。遊女は一般的にprostituteと訳されます。遊郭にはランクがあり花魁は遊女のトップに君臨する女性です。

花魁は美しいだけでなく、三味線などの芸や和歌、書道などにも秀でた知的な女性でもあります。花魁になれる遊女はわずかで、スターのような憧れの存在でした。また、相手にするのは身分の高い男性でした。おいらんはprostituteではなくcourtesanと訳すほうが適切でしょう。

それでは花魁を外国人にもわかる日本語に言い換えるとどういうべきか。編集部でも議論がありました。結局、courtesanに近いニュアンスの「位の高いホステス」としました。日本の華やかな夜の世界を彩る女性の職業には、この他、芸者,芸妓、舞子、さらに、「花街」「一元客」「大奥」日本独特の文化を表す言葉もあります。

外国人はこれらの意味やその違いを理解できないでしょう。英語で説明する以前にそれらの意味を学んでください。


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