「建国記念の日」と「建国記念日」の違い

[英語の現場からレポート]
2016年2月号の記事より引用

2月11日は「建国記念の日」(National Foundation Day) です。「建国記念日」ではありません。「建国記念」の後に「の」が入っています。この「の」がある、ないで意味が大きく異なります。

建国記念日は国により呼び方は異なりますが、現在の政権の基礎をつくった記念日を建国記念日とする国がほとんどです。たとば、アメリカでは独立記念日が、事実上の建国記念日です。それでは、日本はいつ建国されたのでしょうか。Hiragana Times February issueでは、「日本の建国の日はいつなのか」(When was the Nation of Japan Actually Founded?)についての記事を掲載しました。

古代から天皇を中心とした政治が続いてきた日本では、いつが始まりなのかはっきりしません。戦前は初代天皇とされる神武天皇の即位の日とされる紀元前660年の2月11日を建国記念日(紀元節)としてきました。しかし、神武天皇は歴史学的には存在せず、紀元節は戦後に廃止されました。

その後、建国記念日は紀元節と同じ日の2月11日に復活しますが、その根拠が定かでなく、この日の制定には反対する意見が強くありました。そこで、「建国記念」の後に「の」を加えることで、この日を建国記念日にするのではなく、日本国の建国そのものを祝う日という解釈にして成立しました。

神武天皇はEmperor Jinmu、即位するはwas enthronedです。紀元前660年はBC 660ではなく、660 BCと書くのが一般的です。


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