複数のヒーローキャラクターを英語でどう書くの?

[英語の現場からレポート]
2015年4月号の記事より引用

ゆるキャラが全国に広がっていますが、最近は弱い人を助け、悪を退治するヒーローキャラクターが登場し話題になっています。それで、ひらがなタイムズ4月号の「Trends」では、「ふるさとへの愛から生まれるご当地ヒーロ―」のタイトルで紹介しています。

種子島の「離島閃隊タネガシマン」の英訳で問題が起きました。タネガシマンを英語にするとTanegashimanになりますが、実は、一人ではなく、ブルー、レッド、イエローの三人がいます。英語では名詞が複数の場合にはsをつけますが、-man の後にsをつけTanegashimansとするのは変です。かといって、キャラクターの名前をかえてTanegashimenにするわけにもいきません。

この問題は英語に取り入れられた日本語でもしばしばみられます。たとえば芸者は、three geishaのように、複数形を無視してsをつけないのが一般的です。タネガシマンの語尾が-manとなっているからやっかいです。今回は、ネイティブの編集者の意見を取り入れTanegashiman teamと訳しています。

秋田の超人「超神ネイガー」も紹介していますが、この名は有名な秋田の神様、なまはげの叫び声―「悪い子はいねが(悪い子はいないか)」にちなんで付けられました。「超神ネイガー」はSupper God Neigerと訳しましたが、Neiger が秋田弁の「いねが」がもとになっていると説明しても、外国人はピンとこないのではないでしょうか。

ゆるキャラは外国人とっても観光の一部になりつつあります。これからは、キャラクターは英語に訳されることを前提にしてつけるべきではないかと思いました。

201503※Hiragana Times 2015年4月号の記事から引用

<対訳文抜粋>

 

Local Heroes Born From Love of Home Towns
ふるさとへの愛から生まれるご当地ヒーロー

Heroic characters that come to the aid of the weak and slay evil are well-liked in Japan. Many Japanese grow up watching TV programs about such heroes. Each region has its local mascot and the number of heroic characters, too, is increasing. These are called local heroes.

弱い人を助け、悪を退治するヒーローキャラクターが日本で人気です。多くの日本人がそんなヒーローのテレビ番組を見て育ちました。各地にはご当地キャラクターがいますが、ヒーローのキャラクターも増えています。彼らはご当地ヒーローと呼ばれています。


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Hiragana Times