英語で「あ・そ・こ」は?

[英語で教えるJAPANese]

日本語は英語に比べて語彙が豊富で微妙なことも表現できます。しかし、方向を表す言葉についてはおおざっぱといえるでしょう。

たとえば、「上」。英語ではフェンスの上を越えるは”over the fence,” 空の上は“above the sky,” 名簿の上は”top of the list,” テーブルの上はon the listと使い分けます。日本語はどれも上でかまいません。しかし、calendar on the wallは、壁の上のカレンダーとは言いません。On は何にかの表面上にあることをいいます。

日本語では、距離をあらわす言葉として、いわゆる「あ・そ・こ」を使います。「あ」は、あれ、あそこ、あちら、あっち。「そ」は、それ、そこ、そちら、そっち。「こ」は、これ、ここ、こちら、こっち。「あ・そ・こ」を変えるだけで、異なる表現ができるので便利です。

手元にあるものをthis(これ)、近くにあるものはit(それ)、遠くにあるものはthat (あれ)と英語の教科書で教わりました。しかし、近年は「それ 」にもthat を使うと言う解釈が一派的です。つまり、「それ」も「あれ」もthat を使います。

「あ・そ・こ」の後に人をつけると理解しやすいでしょう。「あの人」はthat person、「この人」はthis personですが、「その人」は、it personではなく、that personといいます。「ここ」はhere, そこはthere, 「あそこ」はover thereです。英語で教えるときには、これらの点に留意してください。


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Hiragana Times