言葉は名詞から学ぶ

[英語で教えるJAPANese]

外国人に最初に教えたい日本語のphraseは、「すみません、トイレはどこですか」でしょう。他のことは後回しできますが、こればかりは急を要します。

しかし、たったこれだけでも覚えることは外国人にとっては容易ではありません。必要な時にすぐに思い出せないかもしれません。その場合、どうしたらよいでしょうか。「すみません」は、Excuse meと言っても通じるでしょう、また、省略しても問題ありません。「ですか」も省略しても差し支えありません。

「は」もはぶいて「トイレ、どこ?」で十分に通じます。「どこ?」という言葉を忘れても、「トイレ?」と一言いえば、相手はトイレを探していることはわかります。つまり、トイレという言葉を知っていれば目的を達成できます。しかも、トイレは英語から取り入れた日本語です。この一言で日本語を全く知らなくとも用は足せるのです。

語学の学習教材のほとんどが文法から入ります。しかし、赤ちゃんはどのような過程で言葉を学んでいるのでしょうか。赤ちゃんが最初に覚えるのは「ママ」「パパ」で、発育に伴い「まんま」「ジュース」「うんち」など必要な単語を覚え、その一言でコミュニケーションを取っています。言葉は意志を伝えるための道具にすぎません。

意志疎通で最も大切なのは、目的語です。「コーヒ」と一言いえば、それを聞いた人はコーヒを飲みたいのだと察してくれます。さらに、「あたたかいコーヒ」のように形容詞を学べば、より明確なメッセージを伝えられます。私たちは今、赤ちゃんが学ぶ学習法に基づき、簡単に日本語が学べる教育法の開発をすすめています。


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Hiragana Times