遊女、花魁の違いと英語

[英語の現場からレポート]
2016年4月号の記事より引用

Hiragana Times April issueのcoverは、4月9日に浅草で開催される「浅草観音うら一葉桜まつり」のsceneです。「江戸吉原おいらん道中」「おいらんショー」が見どころです。

「おいらん」は漢字で花魁と書きますが、外国人にはどのように説明したらよいのだろうか。そもそも花魁とはどのような存在だったのか。吉原は遊郭の場所で、そこには、多くの遊女がいました。遊女は一般的にprostituteと訳されます。遊郭にはランクがあり花魁は遊女のトップに君臨する女性です。 (さらに…)

続きを読む

「建国記念の日」と「建国記念日」の違い

[英語の現場からレポート]
2016年2月号の記事より引用

2月11日は「建国記念の日」(National Foundation Day) です。「建国記念日」ではありません。「建国記念」の後に「の」が入っています。この「の」がある、ないで意味が大きく異なります。

建国記念日は国により呼び方は異なりますが、現在の政権の基礎をつくった記念日を建国記念日とする国がほとんどです。たとば、アメリカでは独立記念日が、事実上の建国記念日です。それでは、日本はいつ建国されたのでしょうか。Hiragana Times February issueでは、「日本の建国の日はいつなのか」(When was the Nation of Japan Actually Founded?)についての記事を掲載しました。 (さらに…)

続きを読む

真田幸村を英語で説明できますか

大河ドラマ「真田丸」
2016年1月10日午後8時よりNHKにて放送

[英語の現場からレポート]
2016年1月号の記事より引用

英語の学習者の多くが、ハリウッド映画やアメリカ大統領の演説などを題材にした教材を使用しています。しかし、日本に関心を抱く外国人は日本のことに興味を持っています。残念ながら、英語学習者の多くは日本のことについて、また、それらに関連する英語についてあまり詳しくないと彼らは言います。

たとえば、今年のNHK大河ドラマ「真田丸」についてどれだけの人が外国人に説明できるでしょうか。Hiragana Times January issueの “Popular TV Program”では、「真田丸」を紹介しています。 (さらに…)

続きを読む

日本語は英語に比べ語彙が豊富

[英語の現場からレポート]
2016年1月号の記事より引用

日英バイリンガル雑誌の編集を長年やっていると、英語に比べて日本語の語彙が豊富なことを痛感します。

Hiragana Times January Issueで、千葉県の「ふなばしアンデルセン公園」を紹介しました。世界最大級の口コミサイト「トリップアドバイザー」が2015年日本のテーマパークの人気ランキングでディズニーランド、ディズニーシーに次いで第3位と発表し話題となった公園です。 (さらに…)

続きを読む

日本の神様を英語で説明する

[英語の現場からレポート]
2016年1月号の記事より引用

日本人のほとんどが神社やお寺に初詣に出かけます。外国人の目には日本人が宗教深いと思いますが、その実情はかけ離れたものです。Hiragana Times January issueでは、「神社には誰がまつられているのか」(Who is Worshipped at Shrines?)のheadlineで東京の有名な神社に祭られている人物を紹介しています。

外国人は一般的にお寺の仏教についての知識は持っていますが、日本独自の神道についてははあまり知りません。仏教は英語でBuddhismですが、神道はそのままshintoです。キリスト教ではChrist、仏教ではBuddhaが崇められますが、神道では威厳のある山や川、岩などの自然から、偉大な人間まで神様としてまつられています。 (さらに…)

続きを読む

「世界記憶遺産」の英語には「遺産」がつかない

[英語の現場からレポート]
2015年12月号の記事より引用

10月に「東寺百合文書」と「舞鶴への生還」が世界記憶遺産に登録されました。また、中国が「南京大虐殺の記録」も登録され、物議が起こりました。Hiragana Times December issueではこのことについて、掲載しています。

世界記憶遺産は、日本語では世界遺産と同じような響きがありますが、実は、英語には「遺産」(heritage)の文字が入っていません。英語ではthe Memory of the Worldです。世界遺産と同様にUNESCOが登録することから、日本では遺産をつけて権威づけをしたようです。The Memory of the World は、世界的にはあまり知られていないようです。 (さらに…)

続きを読む

英語を学ぶことは日本を学ぶこと

[英語の現場からレポート]
2015年12月号の記事より引用

今、和食がブームですがそれと共に、日本酒や日本茶も外国人に飲まれるようになりました。Hiragana Times December issueでは「世界ではやりはじめた日本茶」(Japanese Tea Becoming Fashionable Around the World)のheadlineで日本の茶について掲載しています。

Headlineでは動詞は一般的に省略されます。イギリス人のeditorは「はやりはじめた」をbecoming popularではなくbecoming fashionableとしました。単に日本茶が世界に広まっているというだけでなく、お茶を飲むことがおしゃれというニュアンスが含まれています。日本人がワインをおしゃれと感じる感覚に似ているといえるかもしれません。 (さらに…)

続きを読む

歌舞伎やアニメだけが日本文化ではない

[英語の現場からレポート]
2015年11月号の記事より引用

外国人の多くが日本文化に興味をもっていますが、日本文化というと、歌舞伎や生け花などの伝統文化や、世界で人気となったまんがやアニメを思い浮かべる人が多いとお思います。

しかし、外国人が感動する日本文化には日本の生活の中にたくさんあります。Hiragana Timesでは、毎月のようにそのような記事を掲載しています。November issue では、「地域の特徴を表現したマンホールのふた」(Manhole Covers Highlight Local Features)のheadlineで、design manholeを紹介しています。 (さらに…)

続きを読む

「武士道」の英語は?

[英語の現場からレポート]
2015年8月号の記事より引用

広島・長崎への原爆投下、そして終戦記念日へと続く日本の夏は、メディアの戦争に関する報道が続きます。戦後70年の今年は、安保関連法案が激しい議論を呼び、例年以上に報道されています。

ひらがなタイムズでは、「語られなった戦場の武士道」を「舞台の裏側」で掲載しました。「武士道」は英語で何というのか。これは、「samurai code」(武士の規範)とすることもできますが、いまや、bushido でも通じます。8月号では「Untold Story of Bushido on the Battlefield」のタイトルで武士道を説明しています。 (さらに…)

続きを読む

「馬鹿」な写真と英語のキャプション

[英語の現場からレポート]
2015年8月号の記事より引用

前回グローバフルォトコンテストについて書きましたが、ひらがなタイムズ8月号では第2回の結果発表を掲載しています。馬のかぶりものをつけた人が、本物の鹿に餌をあげている写真が銀賞になりました。

このフォトコンテストでは、キャプションも評価に入ります。特にユーモアのあるキャプションを歓迎していますが、この写真のキャプションは気が利いています―「馬」と「鹿」で「馬鹿」。これが生きた日本語教育-。皆さんは、馬と鹿で馬鹿という由来をご存じでしょうか。 (さらに…)

続きを読む